これからしばらくの間、「知りたい!サイエンス」シリーズ一冊一冊のために、編集部(主に女子)が丹精こめてつくった(わりには気のぬけた)書店用ポップを眺めながら、シリーズ100巻の軌跡をおさらいしてみたいと思います。おつきあいいただければ幸いです。
(ポップのご用命は弊社販売促進部まで)
記念すべき第一回目は、『クラゲのふしぎ ―海を漂う奇妙な生態』です。
こちらのポップをみますと、「ふよーん」(謎)とした本のように思われるかもしれません。が、ポップの片隅にも書いてあるようにGFP(Green Fluorescent Protein)やイクオリンといった光るタンパク質の発見物語など、なかなか硬派な話題も満載で、クラゲの奥深さを堪能できます。また、「クラゲに刺されないために」といった実用的な一面や、「日本のクラゲ・ソング」といった“ふよーん”としたコラムもあり、見逃せません。
このようにクラゲの魅力があふれんばかりにあふれる(?)本書ですが、やはりクラゲの妙味はその拍動にあるのかもしれません。「私は、ゆらゆらと泳ぎながら、正確な拍動を繰り返すクラゲの姿を、今日も見つめています」と監修者の一人、上野氏の言葉にありますが、あのゆらゆら漂う姿に6億年もの歴史をかせねてみると、ふしぎな気分になります。
今年もどこかで大発生して話題をふりまくかもしれないクラゲですが、そのときはぜひ本書を手にとり、少しだけ深くクラゲの世界をのぞいてみてはいかがでしょうか。『海月姫』ファンのあなたもぜひ!
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