今回ご紹介するのは『知るほどハマル!化学の不思議――見る目が変わる身近な世界』です。
こちらの本では、化学の目で見える、いろいろな事柄を紹介しています。ポップにもありますが、「氷の下のワカサギはなぜ凍らない?」「ボールペンとサインペンの違いは?」「なぜ牛乳は白いの?」……と、実際、身近なことなのに「化学の目」でしか見えない事柄はたくさんあります。たとえばいま問題の放射能(放射線)。マイナスイオンなんていうのも「化学の目」で見ないとちょっとなんだかわからないものの代表といった感じです。この本はそんな風に「化学の目」を利用して、身近なところから、宇宙まで見てしまいます。
見えるものだって紹介されています。たとえば「味噌と醤油の違いはなに?」ですが、「そもそも味噌と醤油は、見た目も味も全然違う!」などと言ってはいけません。あくまでも「化学の目」。味噌と醤油はどちらも同じ大豆をミンチして作られます。工程の違いから見た目も味も違う「味噌と醤油」に分かれるのです。
学校の授業で化学なんてつまらない!とのたまう学生諸兄、日々の話題づくりにいそしむ社会人のみなさん、ぜひ、化学的な目にハマってみてください。
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